諦めないと囚われるとは違う

それぞれの成功にはストーリーがあり、それぞれの結果があります。こうすれば上手くいくとストーリーを描きチャレンジしていくのですが、環境の変化、新たな競合の出現、制度などが変わる社会的な変化、思いもよらない出来事などによって上手くいかないことがあります。

 

上手くいかないときには、自分の描いたストーリーを諦めずにやり続けることは大事ですが、それにこだわりすぎて囚われてしまってはいけません

 

もちろん自信をもってチャレンジを遂行していくのは当然です。ただ、同じことをし続けてもうまくいかないことがあります。そうならないためにも描いたストーリーに修正をかけることもあると常に頭の片隅に置いておかなければなりません。ときには勇気ある撤退も必要です。

 

初志貫徹というとすばらしいことのように聞こえますが、あなたの想いの根幹にある部分は変えなくとも、それ以外の大きな部分においてでさえも考えを改める、修正する、改善するといった柔軟さは必要なのです。

 

そうしなければあなた自身が大きなダメージを受けてしまうことになるでしょう。

 

また、チャレンジはいきなり大きなことではなく、小さなことをチャレンジし、検証することで、そのチャレンジを続けるべきか、修正すべきか、辞めるべきかに早く気付くことも大事です。

 

なぜなら、変化しないで放置する時間が長ければ長いほど受けるダメージが大きくなりますし、当然のことながら投資したお金によっての影響の大きさも大きくなるからです。

 

このことからわかることは、変化することを恐れて、囚われ続けた時間と受けるダメージは正の関係があると言え、中には会社自体を失ったり、個人の資産さえ失ってしまうことさえあるでしょう。

 

しかしながら、それはあなたに今変わらないといけないという事を暗示しているだけで、たとえ時間が経っていて大きなダメージを被っていたとしても、すべてを諦めろということとは違うのです。わたしが言いたいことは、変わらないといけないと気づくことが大事で、どうせ何やっても駄目だと諦めてしまい、再チャレンジする機会さも見逃してしまう。すなわち、何をしても駄目だという考えに囚われ、いままでの過去に引きずられてしまうことがいけないのです。ずっと同じことだけに囚われてしまうと次回チャレンジする機会を得ることさえも与えられなくなってしまいます。

 

ダメージを大きくしないために小さく始めることももちろん大事ですが、大きな失敗をしたあとでも諦めなければ、チャンスは必ず訪れるものなのです。

 

 

人によって再チャレンジできるステージは違えども、リベンジする可能性は必ずあるわけで失敗したからといって、すべてを諦める必要はどこにもないのです。