無から有を生み出すには

「無から有を生み出さなければたとえ持っていたとしても無にしてしまう。」

 

これは真実の言葉です。多くの成功者たちは無から有を生み出すことに成功された方です。しかしながら、いままでなかったものから新しい何かを作り出すことに対して、その必要性は知っていても、なかなか行動に移せないとかどのようにすればよいか不安もあれば恐怖心もあります。ましてやすでにそれなりの立場にあればなおさらです。

 

私が思うこの言葉の本質は本当は多くの人は気づいていないだけで、全くの無というものはなく、すでに持っているのです。それに気づかず、何もしないという事が有るものをなくすという事に繋がっていくのです。

 

 自分の会社には、お金も物も人も何もないと嘆かれている経営者の方は数多くいらっしゃいます。しかしながら厳然と会社は存在しており、継続しているわけでそこには必ず何かがあるはずなのです。なぜ取引してくれているのか、なぜ従業員は辞めずにはたらいてくれているのか、なぜこの製品は売れているのかなど、そこには何かが隠されているはずで、すでに持っているものを教えてくれます。

 

有るものが解れば、たとえ実際に行動に移すことができなかったとしても、頭に浮かんだこうしたい、ああしたいと思うことを、誰かに言葉で伝えるだけでもそれは無ではなく有になっているのです。

 

「言葉は力」です

 

全く何もないと感じていることが問題なのであって、すでにあるものを観察し、自分のしたいことを思い描き、言葉に出して人に伝え、いらないものは捨て、持っているものの中で役に立つものに新しい要素をプラスしていく。そしてこれはダメだと思えばすぐに辞め、次の行動への糧にするというサイクルを回す。そうすれば深い傷を負わずともイノベーションを起こせるはずです。

 

遠くを見るときりがなくゴールは階段のはるか先のように感じてしまいます。でもできやしないとそのまま放置しておくとその段差はどんどん大きくなってしまいます。そうなってしまわないためにも、遠くの目標を観つつ、いままで試みることがなかった目の前の小さな課題に取り組んでいき階段を上って行くこと、そしてつまずいたとしても転げ落ちないようにしておく、「小さなイノベーションを起こし続けていくこと」をお勧めします。

 

 

できないというマインドをリセットすることから始めてみてみましょう。